家 族

 

 

 

 

新たな暮らしが始まり、もうすぐ1ヶ月

 

いつもの日常が徐々に変化を帯び

 

なんとなく、くすぐったく感じております

 

 

 

... と、先日 instagramでご報告をさせていただきました

 

 

この度、3月13日に結婚いたしました

 

 

併せて読んでくださっている方もいらっしゃるかと思い、

 

こちらでは、こちらなりのご報告の仕方をしてみようかと

 

 

 

私たちは、世間でいう所謂スピード婚というものでした

 

先月末 お付き合いを始めてから、やっと半年を迎えたところです

 

 

「 偶然は必然 」

 

いつも胸に刻んでいる銘があります

 

 

 

出会った場所は、私たちが愛するとある衣料品店でした

 

顔を合わせてそう長くは経っていませんが、

 

それぞれが、それぞれの場所で、形態で、数年前から出会っていたと知ったのは

 

彼と対話を重ねてからで、そのやりとりが答え合わせになっていました

 

 

私は金属の作品を、彼は音を操り曲を生み出しました

 

間接的に、既にお互いを知っていたようです

 

 

 

boyakは独り言のような、日記みたいなものなので、プライベートもずいずい綴ります

 

田中 友紀 の解体書だと捉えていただけたら

 

 

 

パートナーは、7つ年下の男性です

 

 

お付き合いを始める直前まで、私には別の思いを寄せる方がいました

 

なかなかそれらしい仲の良さまでには程遠く、時間を掛けることでその方を知らなければと追い続け

 

気付けば半年以上の月日が経過していました

 

 

どうにも、この恋が実る気配はないと薄々感じながら

 

認めたくないのを、見て見ぬ振りしていた気がします

 

なぜなら、その方には彼女がいたからです

 

 

略奪愛なんてのは、私的に有り得ない愛情論

 

私が何か干渉することによって、ふたりの仲に影響が出てしまうことだけは避けたく、

 

してはいけないことをしている感覚でいる自分に、うんざりしていました

 

 

それでも、「好き」という気持ちは誤魔化しのない純粋なものだとつくづく感じます

 

 

 

そんな矢先、今の夫と出会い少し気持ちがぐらつきます

 

とはいえ、年齢が離れている上に、あちらの方がうんと下

 

 

女に生まれた三十路過ぎの私は、将来のヴィジョンへ段々と明度が高まっています

 

やっとアラサーの仲間入りをしたばかりの彼を、人生の伴侶の対象として

 

到底見られるはずがないわけです

 

 

私が彼の年齢だった頃は、結婚や出産という将来プランにまるで興味がなく

 

がむしゃらに自分の可能性を探っていて、

 

たくさんの地へ訪れるようになり、手も頭もひたすら動かして、ぐちゃぐちゃになって

 

それが結果的に今のものづくりへ通じています

 

 

誰かの立場を自分と置き換えるのは私の思考の癖のひとつで

 

恋に発展するはずがないと、現実味がありませんでした

 

そんな風に向こうも私を見るわけがないと感じていましたし

 

でも、惹かれてしまうこの心をどうしようと悩むことになります

 

 

 

信頼し大尊敬するお兄さん的な友人に、長く相談に乗ってもらっていました

 

 

いつも通りに、、いえ、その時ばかりは素直過ぎるほど女を晒したと思います

 

 

「時間じゃないよ」

 

 

互いを知ることも、何かが解決していくことも、進んでいくことも

 

 

付き合うまでに時間を掛けることが作戦だとするなら

 

相手を知るまでに、時間を削らなければ近づくことができないから

 

そもそも、心の距離が既に近いのであれば、無駄に時間を費やす必要もなく、

 

付き合いをスタートさせてからの楽しみに充てればいいのだ

 

 

 

心の突っ掛かりがすっと、ぼろっと

 

音を立てて、落ちていったのがわかりました

 

 

 

年下の彼は、誰よりも私のことを理解してくれ、また私も彼を強く信頼でき

 

そんな人間が、まさかこの世に存在してくれているなんて

 

 

 

こんなことが起きていていいのか、現実なのか

 

 

向こうが、相手にしてくれるかなんてわからないけれど

 

「好き」に、もっと純粋になりたくなりました

 

 

 

 

....前置きが長過ぎました

 

 

 

「歳なんて関係ないよ」と、よく耳にします

 

口にしたこと、一度はないでしょうか

 

私はあります し、当人になるとは思いもせず、で

 

 

この立場になってわかったのは、そう簡単にはいかないんです。ということ

 

まず、自分の気持ちの整理が

 

 

 

もし、あなたが歳の離れた誰かに恋い焦がれたら

 

 

 問題ない

 

 

キッパリと、心に僅かな曇りも、淀みもなく 断言できますか

 

 

 

投げかけた理由は、この年齢差の悩みに対し

 

周囲の方々から励ましの言葉をいただいたことも由来します

 

とても嬉しく、頑張ろうと意気込めた反面

 

あなたがもしそうなった場合、どんな反応をし、どう答えたのか

 

心で尋ねていました

 

 

 

お恥ずかしいことに、私はすぐに断言できませんでした

 

認めたくない自分がいて、それが悔しくてたまらなかった

 

年齢に罪があるはずないのに

 

 

ふたり それぞれが生まれ落ち、それぞれの時を刻み

 

出会えたタイミングがたまたま今だっただけのことで

 

悔やむ理由も八つ当たり的で、不鮮明だ

 

 

 

 

 

そんな悩みの揺らぎを、平常にできたというか、ふと気付けばそうなっていました

 

自分の気持ちに素直になりたいのと

 

なによりも、彼が私という一人の女を受け入れてくれたこと

 

以後一生分の時を払っても感謝しきれないのです

 

これ以上の幸福があるでしょうか

 

もともと、壁も障害も無かったのです

 

 

 

 

 

この近年、悲しいこともたくさん起きていました

 

 

ある人には「厄年だものね」と言われます

 

厄に3人も殺されたんじゃ、たまったもんじゃない

 

 

 

 

夫には「お父さん」ともう一人呼べさせてあげられないのは、申し訳なく思います

 

おじいちゃん、おばあちゃん

 

幼少時より一人ずつしか知らず、そのふたりも旅立ち、いません

 

 

それなので、相方は、あまり家族が増えた実感は少ないかもしれません

 

 

私には、お父さんやおじいちゃん達が新しくでき、またそう呼べることが、本当に有難く嬉しい

 

 

 

 

兎にも角にも、私はいつでも幸せです

 

どれだけ悲しみや苦しみに暮れても

 

毎日へ欠かさず感謝をし、忘れたことはありません

 

毎朝 目が覚めるたび 空にありがとう、を伝えています

 

 

 

恩返しするように、活動や生きることで還元していきたい

 

 

これからも、変わらず 私だからこそできること、貢献できることを

 

日々考え行動し、続けてまいります

 

真っ直ぐに進めない時もあるかもしれません

 

柔軟に、流動的に、あるがままを受け止め、それなりに畝ったり、遠回りもありながら

 

命の限りを放出してまいります

 

 

どうか 今後とも よろしくお願い申し上げます